受験準備
Q.中学受験、準備は何年生から?
A.一般的には新4年から、生徒によっては新5年生で十分。2002年からの「ゆとり教育」導入に伴う「学習内容3割削減」の影響で、受験準備は3年生から始めなくてはならないと言っている進学塾が多いようです。ある意味では正しいかもしれませんが、少子化による生徒数の減少をカバーするという経営的な側面も見逃せません。
先に「ある意味で正しい」と言ったのは、家庭で手をこまねいており何もしなかったらということです。現在の指導要領では、「算数の計算や漢字の読み書きについての練習がどうしても不足する」その場合は早期に塾でレベルアップする必要があります。
・家庭学習の習慣をつくる
・学校で不足する練習量を補う
これができればいいでしょう。欲を言えばこれに加えて「教科に対する興味を持たせる」ことができれば言うことはありません。
本格的な受験勉強は新5年から
新5年というのは4年生の2月を意味します。入試が始まれば6年生はいなくなる為、進学塾では2月に新学年進級となります。そして5年からが本格的な受験勉強なので、基礎学力のある生徒ならば5年からで入試に間に合います。 従って4年の授業は4年生なりのレベルで受験の範囲を一通り学習するカリキュラムをとりますが、4年の学習範囲で入試に出題される分野を中心に、少しずつ 受験 体制に組み入れていくカリキュラムのどちらかであることが多いようです。 通信教育を利用したり、予習シリーズなどの教材のみを購入し家庭学習で準備する(家庭教師という手もある)ことにし、外部生向けのテストを受験して遅れを感じたら入塾してもよいでしょう。
中学入学から高校受験は始まっています
「高校受験の勉強は3年生の夏休みから」と思っている人が多いかもしれませんが、その考えは捨てたほうがいいでしょう。 高校受験 は中学受験や大学受験と違い、普段の成績、つまり「内申点」が大切になってきます。 東京や大阪の公立高校では、3年生のみの成績が内申点の対象となりますが、神奈川県の公立高校では2年生の成績も含まれます。また、地域によっては1年生の成績も内申点の対象となるところもあります。 仮に1・2年生の成績が内申点に反映されないとしても、3年生で学ぶことのほとんどが1・2年生で勉強した内容を必要とします。よって、 高校受験 においては「中学入学と同時に高校受験が始まっている」くらいの意識を持つことが大切です。
中3の夏休みからのスケジュール
高校の体験入学や学校説明会、入試要項(生徒募集要項)発表など、志望校に関する情報収集は夏休みから2学期にかけて行うことになります。これと平行して、学校や学習塾で三者面談を通し志望校選びをすることになります。 夏休みと冬休みには必ずといっていいほど進学塾の模擬試験があります。模試を受けることの意義は志望校の合格判定ができるだけでなく、試験に慣れることができることにもあります。積極的に受験するようにしてください。
塾・習い事に強い専門家をPICK UP!!
塾・習い事に強い専門家を「塾や習い事検索ポータル」が厳選PICK UP!!